

メインプロジェクト
システム基盤運用(OpenStack)。100種類近くあるサービスを持つポータルサイトgooを支えるシステム基盤は、2014年10月からOpenStackを導入し運用を行っています。
OpenStackなどの技術を取り入れ、
gooのサービスを支えるインフラを構築・運用
仕事の内容を教えてください。
サービス基盤部門にてインフラ部分の構築・運用を担当し、近年はOpenStack(※)の導入・運用なども行っています。
2014年にgooサービスのデータセンター移転プロジェクトが立ち上がりプロジェクトリーダーとして「コストダウンや品質向上など今までより良くするためには何が良いだろう?」と考えていました。OpenStackには以前から注目しており、プライベートクラウドを構築する絶好の機会だと思い導入に挑戦しました。
データセンターの移転はトラブルを起こしてgooをお使いの多くのユーザーにご迷惑をかけられないのは当然のことですが、データセンターの移転期限までに絶対に移転を完了させなければならないという非常に責任重大なものでした。当時はOpenStackの導入事例はほとんどなく、すでに検証に取り組んでいたNTT研究所に相談や技術支援を依頼したり、社内で技術力の高いメンバーたちと顔をつき合わせてトライ&エラーを繰り返すことで、無事にOpenStackを導入し、データセンターの移転に成功することができました。
(※)「OpenStack」とは
サーバー・ストレージ・ネットワークなどのIaaS(Infrastructure as a service)基盤を統合的に管理するオープンソースソフトウェア。昨今、多くの企業が導入また開発に参加していることでも注目されています。

エンジニアとしてキャリアを積むことができている実感。
仕事のやりがい、醍醐味を教えてください。
OpenStackなど新しい仕組みを提案しそれを認めてもらうなど様々なチャレンジを行い、その仕組みを活用して社員のみんながビジネスを展開できるようになったとき、達成感を感じます。
データセンターなどのインフラ部分は「問題なく動いていること」が当然と思われなかなか日の目が当たらないように思われますが、2015年10月に東京で開催されたOpenStack Summitでの講演を行い、社外のエンジニアと交流したり、「OpenStack Superuser Award」をAPACで初めて受賞をしたりなど注目されています。大規模な自社サービスを持つ中で、スピード感をもって新しいことにチャレンジできる環境があり、エンジニアとしてのキャリアを積むことができていると実感しています。
技術力やアイディアを実践で試したい人、既存の概念に縛られず新しいことにチャレンジし改革していきたい人が活躍できる環境がそろっていると思います。

常にトレンドをキャッチして、
先を見据えた提案をし続けたい。
これから実現してみたいことは何ですか?
OpenStackのように、新しいことを取り入れ続けることを常に心がけています。現在上手くいっていても、この先も上手くいくとは限らないからです。現状維持をせずトレンドをキャッチして、先を見据えた提案をし続けたいです。
※ 担当・業務内容は、取材当時のものです。
